Xposedを導入しよう

 もしステータスバーのバッテリーアイコンや背景色を変更したくなった場合、これまではSystemUI.apkとFramework-res.apkを改変する必要がありました。そして一度変えたものが気に入らなくて更に変えたい時やオリジナルに戻したい時もapkを弄らなければいけませんでした。

 しかしrovo89氏が開発したXposedはapkを改変せずにそれらを可能とします。できる事はそれだけではなくセキュリティーホールを塞いだりアドセンスフィルターを導入したりと様々な機能が追加できます。

 そんな便利アプリ、Xposedですが単体では機能を追加出来ません。そのためXposed用のアプリ(モジュールといいます)もインストールする必要があります。これは脱獄済のiPhoneでCydiaを使って脱獄アプリをインストールするやり方に似ています。とにかくapkを弄らないからとても便利なのです。

やりかた※ICS以降・root化必須

 XDAのスレからXposedInstallerとXposed-Disabler-CWM.zipをダウンロードしてSDカードに置いてください。Xposed-Disabler-CWM.zipは問題が発生した時に使います。なのでCWMの導入はしておいてください。XposedBridgeApi.jarというファイルもありますがこれは開発者向けみたいです。Xposedを利用するだけなら全く必要ありません。

 SDカードに置いたXposedInstallerを端末にインストールしてください。アプリ一覧にXposedのアイコンが出来るのでそれを起動。

 画面のInstall/Updateをタップしたら「リブートしてね」という英文が出るのでリブートしてください。画面下にSoft rebootボタンとRebootボタンがありますがRebootボタンをタップ。端末の再起動が終われば土台作りは終了です。

 次は欲しい機能を持つモジュールを探して端末にインストールします。私が使用しているモジュールの紹介記事を書きましたので参考にしてください。モジュールはアプリ一覧にアイコンが表示されるものとされないものがあります。設定を必要とするモジュールはアイコンが表示されるようです。しかしモジュールもインストールしただけでは有効になりません。有効にするにはXposedを起動して画面上のMODULESをタップしてチェックを付ける必要があります。下の画像を参考にしてください。

 設定をする必要のあるモジュールはアプリ名をタップすると設定画面へ移ります。タップしても画面が切り替わらないモジュールはチェックを付けるだけでいいです。有効にするためにFRAMEWORKをタップして画面下にあるSoft rebootボタンをタップしてください。Rebootボタンでもいいですが、より速く起動します。iPhoneでリスプリングするような感じです。起動が終わればモジュールが有効になっているはずです。

モジュールが気に入らなかったり動かなかった場合

 モジュールの作者様は全端末でテストしないのが普通なので動かない事もあるでしょう。必要のないモジュールはXposedのチェックを外してリブートすれば無効になります。後は普通にアンインストール出来ます。

モジュールが原因で端末が起動しなくなった場合

 CWMを起動してinstall zip from sdcard>choose zip from sdcard>Xposed-Disabler-CWM.zip>Yesと実行する事でXposedで有効にしたモジュールを全て無効にします。これで通常起動できるはずです。

Android 2.3だけどXposed使いたい!

 こちらのliudongmiao氏がもしかしたら使えるようにしてくれるかもしれません。Xposed開発者のrovo89氏は「GBで動くか調べてないけど、全体的なコンセプトだと動くと思う。でも多くの調整が必要だろうし時間もないから私はバックポートしない」と以前書かれていました。先月st15iをGBに下げた時にliudongmiao氏作成のGB向けXposedを試してみましたが、私の環境では上手くいきませんでした。"Xposedは(まだ)Android SDK バージョン 10 やプロセッサ(armeabi-v7a)に非対応です。"と出てボタンはタップ出来ません。

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