radikoは2016年10月11日から「タイムフリー」と名付けた過去一週間の放送が聴けるサービスを提供していますが、NHK-FM、第一、第二も「聴き逃し」と名付けた同様のサービスを提供しています。この聴き逃しがいつスタートしたのか分かりませんが(多分2017年5月か?)、かなり対象番組が限られていたので私は一度も利用したことがありませんでした。
ところが去年(2019年)から対象番組が増え始めたようで、今年(2020年)からウィークエンドサンシャイン、世界の快適音楽セレクション、ジャズ・トゥナイトが聴き逃し配信の対象となっています。ジャズ・トゥナイトが4月4日から、ウィークエンドサンシャインが4月下旬から、そして世界の快適音楽セレクションが9月5日から対象のようです。
NHK-FMは頻繁にクラシック番組を流しますが、コンテンツ保持者の都合でインターネット同時放送をしないことがあります。このようにルールを守る意図がNHKは強く、そのため聴き逃し配信にも消極的なのだ、と私は誤解していました。まさかこんなに積極的とは…。本当に嬉しい驚きです。
ジャズトゥナイトで10年以上DJをされていた児山紀芳さんがもし御存命だったらどういう反応をされていたでしょうか。
海外の放送局はDJが音楽を流しても一切解説せずひたすら曲のみ流す所が多いと思います。一方、日本の放送局はしっかり解説するので私は日本の方が好きです。Apple Musicが始まる前はiTunesで音楽しか流さないWEBラジオが利用でき、iPhoneのSafariでも聴くことが出来ました。その中で私はボブ・マーリーの曲しか流さないチャンネルがお気に入りでした。定番曲もそこそこ流し、ブート盤もよく流していたので聴くたびに新たな出会いがありました。ボブ・マーリーが歌う普通のクリスマスソング(レゲエ感ゼロ)など他所では聴けない曲も流す良いチャンネルでした。私は「ボブ・マーリーが普通に歌うクリスマスソング」の詳細を知りたかったのですが、そのiTunes上の放送局は他と同様に喋り無しだったので謎のままです。
よく「喋りはいらない」という声は聞きますし、DJの解説は煩わしいのかもしれません。今はWEBラジオよりSpotifyなどのサービスで自分に合った音楽のみ聴いている方が多いと思います。私もSpotify大好きなのでもちろんそこを否定しませんが、試しに「喋りのある」ラジオで音楽を聴いてみてください。
https://www.nhk.or.jp/radio/ondemand/detail.html?p=0029_01
https://www.nhk.or.jp/radio/ondemand/detail.html?p=0167_01
https://www.nhk.or.jp/radio/ondemand/detail.html?p=0449_01
9月26日のウィークエンドサンシャインは「トゥッツ&ザ・メイタルズ特集」です。バラカンさんはかなり解説に積極的なので一度聴いてみてください。
以上です。