GALAXY SII WiMAX (ISW11SC)でCWM導入とroot化をしよう

 最近ISW-11SCを貰いました。このスマホは2012年1月に発売されましたが、2014年5月29日になってもマイナーアップデートが提供されています。今回、最新ファームウェアが焼かれた状態でのCWM導入とroot化取得に成功しましたのでご紹介します。

 

 

はじめに

 

 まずSamsung KiesをDownload for Windowsからダウンロードしてインストールしてください。機種はAndroid OS 4.3未満です。Kies自体は使用しないのですが、ドライバの適用を楽にするためKiesが必要になります。

 

 次にドロイド*アンドロイド様のブログから「recovery.bin.tar.md5」と「Odin」の2つをパソコン(Windows)にダウンロードしてください。その後はブログ内容に沿って作業を進めていきますので、ドロイド*アンドロイド様の記事をよくご覧になってください。recovery.binの書き込みが終わると通常起動しますので、スマホの電源を切り手動でリカバリー起動をして成功したか確認してください。recovery.binの書き込み自体は1分くらいで終わりますが、もし何も進行しない場合はOdinを終了してからスマホの電源ボタンとボリューム上と下の3つを同時長押しするとダウンロードモードから抜ける事が出来ます。

 

 CWM導入に成功したらそのままCWMバックアップを取っておきましょう。backup and restore>backup>Yes の順に画面をタップしてください。バックアップに成功したらreboot system now をタップしてください。通常起動しますので作ったバックアップファイルをSDカードやHDD等にコピーしておきましょう。というのはバックアップファイルは本体メモリに保存されているため、もしスマホを完全にリセットした場合はバックアップファイルも消去されます。これを本体メモリからSDカードに移しておけば安心です。

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root化

 

 ISW11SCをネットに繋げる状態にして、まずこちらのサイトでSuperSU(執筆時点ではUPDATE-SuperSU-v1.94.zip)をISW11SCでダウンロードしてください。もしダウンロード出来ない場合は”Superuser-3.1.3-arm-signed.zip”で検索して見つけたファイルをダウンロードしてください。 やはりこの場合もISW11SCでダウンロードです。

 

 なぜISW11SCでのダウンロードにこだわるのかというと、理由は分からないのですが他の方法だと失敗してしまうのです。例えば、パソコンでダウンロードしたファイルをISW11SCの本体メモリまたはSDカードに移してからrootを取得しようとするとエラーになります(少なくとも私は)。

 

 ISW11SCでファイルをダウンロードした場合、本体メモリのDownloadに保存されているはずです。そこからファイルを移動させず、CWMリカバリー起動してください。次にinstall zip from sdcard>choose zip from sdcard>Download>あなたがダウンロードしたファイル名(UPDATE-SuperSU-v1.94.zip や Superuser-3.zip)>Yesの順に画面をタップします。成功したらコマンドラインの一番下にDone! と表示されていると思います。rootが取れたか確認するにはreboot system now で通常起動した後、root権が必要なアプリをGoogle Playでインストールして起動してください。root権限をそのアプリに許可するか否かのポップアップが表示されます。

 

 

データは消える?消えない?

 

 CWM導入もroot化もデータ(メールやメモ、写真など)を消さずに行えます。もちろんCWMリカバリー起動してwipe data/factory reset>Yes とタップすると本体メモリは消去されます。ですが、本体メモリにあるCWMバックアップファイルは消されません。なので安心してください。

 

 しかし通常起動して 設定>バックアップとリセット>工場出荷状態に初期化>ユーザーメモリ(本体の初期化)にチェック>端末リセット>全て削除 を実行するとCWMバックアップファイルまで消去されます。この場合でもSDカードにコピーしておいた場合は復旧できます。復旧はコピーしたCWMバックアップファイルを本体メモリにコピーするだけで大丈夫です。

 

 

最後に

 

 実は今回ご紹介した方法より簡単にCWM導入とroot化が出来る方法が有ります。ただし、私は試していないので最新ファームウェアが焼かれた状態でも成功するかは不明だと断っておきます。TrainJunior様のブログ、てるりり にてご紹介されている方法だとパソコンを使う必要がないので相当楽に出来るはずです。

 

 なぜ今回私は てるりり様の方法でやらなかったのか?その理由は「rootを取得する前のバックアップを取りたかった」からです。例えばrootを取得してあると起動しないアプリがあるからroot化前に戻したい場合、今回この記事でご紹介した方法だと簡単にroot取得前の状態に戻せます。これがメリットですが、別にroot化前のバックアップは必要ない場合は てるりり様の方法で挑戦してみてください。そして結果をどこかに残して欲しいです。

帰ってきたCarbonRom

 Android4.4を採用したカスタムROMの中でも安定したパフォーマンスを発揮していたCarbonRomが帰ってきました。それも再びIONを採用しています。※IONって何?

 

 IONを採用

 一度IONを採用した後「安定性を妥協して、まだ不安定なIONを使う気はない」と宣言してPMEMカーネルへと再び戻ることを決めたvishal_android freak氏ですが、ついに再度IONが採用されました。本スレのタイトルにもIONと書かれています。

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 再度IONが採用されたため、クリーンインストールが求められています。クリーンインストールとはLXのCM11を初めて焼く場合に求められる手順の事です。ここのRequirements: とSteps required for correct installation (order is important): をよくお読みになってください。

 

 Gappsについては指定されていないようです。私はLX推奨のGappsを焼いています。現時点ではこちらのMinimal Edition 160DPI を利用しています。

 

 

電池持ち

 現在は9月22日版と9月30日版が有りますが、30日版は焼いたばかりなので待機時にどのくらい減るかまだ調べていません。 なので22日版のグラフを参考として提示します。

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不具合

 

 22日版にはSDカードにアプリを置くことが出来ず、そのためLink2SDが使えないという不具合があったようですが、30日版で解決された?らしいです。私はアプリは本体に残しているので確認していません。それと、GPSが利用できない不具合が22日版で発生しましたが、30日版では解消されていました。

 

 CarbonRomは本当に質が高いのでお勧めですよ。そして開発者様に感謝です。

 

OmniSwitchでアプリ間移動

 これがOmniSwitchです。Android4.4なら非rootでも一部機能が使えます。一部と書きましたが凄く便利ですよ。

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 ここにzipフォルダとapkがあります。ただし非rootならzipは必要ありません。私はrootを取っていないNexus7 2012にapkだけインストールしました。zipはCWMで焼くのだと思いますが私は使っていないので説明できません。

 

 OmniSwitchを有効にするにはアプリ一覧からOmniSwitchを見つけて立ち上げます。そして画面右上のトグルをONにします。青い色の染みが画面端に現れるので左にスワイプしてください。最近使ったアプリが表示されます。

 

 OVERLAY という項目内にあるButtonsをタップすると最近使ったアプリ一覧の上に表示されるボタンを選べます。といってもデフォルトだと全部表示されるのでチェックを外すか並び順を変えるかを選びます。並び順は左端の点々をドラッグして変えます。私はSettingsとApp drawerを有効にしています。App drawer はアプリ一覧を表示するボタンです。

 

 DRAG HANDLE 項目のPosition and size で画面の右か左のどちらに置くか選べます。更に青い染みをドラッグして位置を決めることが出来ます。台形のアイコンをドラッグして染みの長さを調整出来ます。

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 QUICK SWITCHER を私は使っていないのですが有効にして染みを長押しすると最近使ったアプリが大きく表示されます。そのまま指を水平に動かせばアプリも合わせて次々と表示され、指を離せばそのアプリが決定され立ち上がります。